12歳男性、前歯が咬み合わない、全体的に咬み合わせが気になるを主訴に来院されました。
顔面非対称(顔の左右へのズレ)および交叉咬合(すれ違い咬合)を伴う、下顎前突(反対咬合・受け口)に対して、上顎骨前方牽引装置(上顎骨の前方成長を促進する装置)、機能的顎矯正装置(下顎骨の成長方向をコントロールしながら成長を促進する装置)と、マルチブラケット装置(歯を一本一本配列する装置)を用いて治療を行いました。
ご本人の努力もあって、大変良好な結果が得られています。
矯正治療期間は4年9ヶ月、治療費は570,000円(税別)でした。
リスク
- 歯を動かす力によって痛みや違和感が出たり、矯正装着による刺激で口内炎が生じる場合があります。
- 時間をかけて丁寧にブラッシングを行いプラークを取り除かないと、むし歯や歯肉炎・歯周病が生じる場合があります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなったり、歯ぐきが下がることがあります。
- 歯を動かし終わった後に保定装置(リテーナー)の使用が不十分であると、後戻りする場合があります。