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2025年6月6日

むし歯になるのは親のせいですか?

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the peggiesの「君のせい」が大好きで、今も週に2、3回は聴いています。現在は活動休止中でVo.のみが活動しておりますが、活動再開して欲しいなぁ。3人揃ってのthe peggiesなんだよなー。さいたま市の浦和矯正歯科クリニック院長の三戸です。

以前このblogで、5月に小学校の歯科健診をしてきたことをお知らせしました。その際に、保健委員会の児童から質問インタビューを受けました。放送室で録画したのですが、今年の質問は2つ。1つ目は普段どんな仕事をしていて、特に気を付けていることは何か。これには、ありのままをお答えさせていただきました。本当に大変で時間が掛かるのは、診療時間後の症例分析なんですよね…。

そして、2つめは、

ミュータンス菌はどこから来るのですか?

でした。

児童の質問の意図としては、おそらく親からの感染を想定したものと理解しています。

その上での前提として、むし歯の原因菌はミュータンス連鎖球菌だけではありません。他にも原因菌は複数種類ありますし、口腔内には何百種類もの細菌が居ますから、その全てが善でも、全てが悪でも無いとご理解下さい。

 

一時期、乳児期の口の中にはミュータンス連鎖球菌が居ないのに、親の口から感染するのだから、食器の共用や口移し、キスなんて以ての外だと話題となりました。実際には口腔常在菌ですので、キスをしようがしまいが、この感染を防ぐことはできません。皆さん新型コロナウィルス感染症流行の際に、普通に会話をするだけで飛沫が広範囲に飛散していることが分かったと思います。親子が全く会話をしないことの方が不自然ですので、これを防ぐことはできません。

あくまで、①適切な歯みがき ②過剰な発酵性糖質の接種を制限 ③フッ化物の応用 が虫歯予防の基本ですし、必要不可欠であることは変わりありません。

ただし、劣悪な状態の口腔細菌叢を子どもに与えることは、決して好ましいことではありませんので、親の口腔衛生管理はとても重要です。

親の唾液の効能が以前から報告されています。

スウェーデンでは2013年、2018年に、親の唾液で洗浄したおしゃぶりを与えた乳幼児のアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎を発症するリスクが低くなることが報告されていました。

そしてこの度、

和歌山県立医大においても同様の研究発表が行われました。

 

和歌山県立医大、兵庫医科大学、獨協医科大学、高槻赤十字病院の共同研究です。石川県加賀市と栃木県栃木市の小中学生の保護者3380人へのアンケート調査が行われました。スウェーデンの報告と同様に、アトピー性皮膚炎とアレルギー性鼻炎の発症リスクを低下、喘息にもリスク低下の可能性が推測できるというものでした。

ミュータンス連鎖球菌に感染しても、虫歯は予防できます。

一方で、アレルギー性疾患は簡単には治せません。

もちろん、インタビューでも同様の回答をさせていただきました。児童にとって、物事を鵜呑みにせず多面的に捉えるきっかけになるといいなと願っております。

あー、また矯正治療とは関係の無い話になってしまった…。

出典:AGARA紀伊民放 2023年05月25日

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当院はお子様から中高年まで幅広い年齢層の歯科矯正治療に精通している矯正歯科単科専門開業医院です。男女2名の歯科医師が、日本矯正歯科学会認定医としての技術と、歯学博士としての知識で、皆様の歯並びの問題を解決いたします。

浦和矯正歯科クリニック https://www.uoc.jp/

浦和矯正歯科クリニックのブログ https://www.uoc.jp/blog/category/blog/

2025年5月31日

大人こそ“本気の“矯正治療を! ①(口元も美しくしたい!!)

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髪を切りに行きたいのに、私が休みの日は何故か床屋も休業日って… 悲しい現象が数週間続いているモッサリ頭の、さいたま市の浦和矯正歯科クリニック院長の三戸です。

最近は学校歯科健診の話ばかり続いておりましたので(実は昨日も行ってきました。保育園でした。)、今日は大人の矯正治療についてのお話を。

大人の矯正治療について(浦和矯正歯科クリニックホームページ)

歯並び・咬み合わせはもちろん、口元にもこだわりたい!

21世紀の矯正歯科が革新的に進化した理由が、歯科矯正用インプラントアンカーを利用した治療の開発・発達でした。

矯正歯科はどんな装置を使った場合でも、基本的には歯と歯の引っ張り合いor押し合いです。大人の矯正治療では小臼歯(前から4or5番目の歯)を抜いて治療する可能性が高いのですが、せっかく歯を抜いて隙間を作ってあげても、その隙間に奥歯がずれ込んできてしまうと前歯の凸凹を治したり、前歯を後ろに下げて口元の突出(最近は口ゴボというらしいですね)を改善することができなくなります。

そのため奥歯が前にずれ込むことを防ぎ、歯を抜いてできた隙間を全て前歯の移動に使う事ができれば、その改善度を極めて高くすることができます。その際に使用するのが歯科矯正用アンカースクリューです。つまり、アンカースクリューと前歯で引っ張り合いをすることで、奥歯を全く前にズラすこと無く、前歯だけをフルに後ろに下げることができる訳です。

この効果は絶大で、御自身の治療前後をレントゲン写真で比較してお見せすると必ず驚き、そして大変に喜んで頂けます。

口元はどこまで後退させればよいの?

では、口元は下げれば下げるほど良いのでしょうか? もちろんそんな訳はありません。

美しい口元を手に入れるには、もう一つ大事な要素があります。それは診断時の客観的かつ正確な評価です。「なんとなく口元が出ているかも…」「少し下げれば良いかな…」という曖昧な判断ですと、満足な結果は得られないと思います。

この客観的かつ正確な評価をする手段がCDS(Craniofacial Drawing Standardです。これは、前東北大学准教授の菅原準二先生が開発したテンプレート分析法です。テンプレート分析法は数あれど、評価する際の標準図形として利用することの妥当性が論文で証明されている唯一の分析法です。診断

菅原先生は恐ろしいほど優秀な先生で、Skeletal Anchorage SystemやSendai Surgery First等々、数々の治療法を開発した、世界中の矯正歯科医が憧れる著名な先生です(つい先日も、世界的な学会誌でMaster Clinicianに選出されておりました。日本人初です。)。

その菅原先生が開発したものの中で、私がもっとも有用だと考えているのがこのCDS分析です。元々は外科的矯正治療のために正確な顔貌の評価と治療ゴールを設定し、口腔外科医と共有するためのツールです。これが成人(高校生以降)の矯正治療では、強力な評価ツールになります。

現在、顔貌がどのような状態なのか、それに対して前歯をどれだけ移動させれば理想に近づくのか、患者さんもはっきりと認識することができるのです。

この治療では必ずマルチブラケット装置を使います

この顔貌を改善する治療では、インビザライン等のマウスピース型矯正装置は選択できません。理由は簡単。十分に治すことができないからです。

矯正相談で受診すると、「マルチブラケット装置でもインビザラインでも、同等の結果を得ることができますよ。」と甘い囁きで勧められる事もあるかと思います。 “その先生にとっては“恐らくその通りで、嘘をついている訳では無いのだと思います。 本当にどっちもどっちなのでしょう。

しかし、残念ながらその治療法では、私の設定する治療ゴールに到達することはできません。

2000年代までの東北大学は菅原準二先生を中心として、本当に世界最先端の治療を行っていたのです。2010年代以降は…。

本気で矯正治療をしたい方、ぜひ当院にお越し下さい!

 

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当院はお子様から中高年まで幅広い年齢層の歯科矯正治療に精通している矯正歯科単科専門開業医院です。男女2名の歯科医師が、日本矯正歯科学会認定医としての技術と、歯学博士としての知識で、皆様の歯並びの問題を解決いたします。

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2025年5月16日

歯科健診で歯並びを指摘されたときには…

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おそらく自分の前世は猫であろう、それも長毛種の猫だったであろうと推測しています。さいたま市の浦和矯正歯科クリニック院長の三戸です。

昨日は私が校医をしている小学校で春の歯科健診をしてきました。春秋2回の学校歯科健診ですが、夏休みにしっかりと治療をしてもらえるように、春は特に念入りに健診するようにしています。

500名ほどを診ますので、老眼まっしぐらの身にとってはなかなかヘヴィな一日となりました。

さて、タイトルにあります通り、学校歯科健診では歯並びを指摘されることがままあります。その後にどこを受診すればよいのか悩まれる方も多いと思います。「矯正歯科? でも、敷居が高そうだし…」「とりあえず、掛かりつけ医にしておこうかな」「見た目は大丈夫そうだし、しばらくは放っておこうかな」

結論から申し上げますと、

日本矯正歯科学会認定医の在籍する矯正歯科を受診して下さい。

(初診相談は費用も安価で敷居も低いです。)

現在の日本で矯正歯科治療の経験や知識、技能があるかどうかを保証してくれる資格は、この日本矯正歯科学会認定医以外には存在しません。この認定医資格を持っているということが、最低限の矯正歯科医としての身分証のようなものだと考えています。

これから5年ほど掛けて、現在の認定医が専門医へと順次変更されていく予定になっております。

日本矯正歯科学会 資格認定制度とは https://www.jos.gr.jp/roster

さいたま市の認定医名簿

ちなみに、小児期の治療が全てのケースで必要という訳では全くありません

むしろ何もしない方が良いケースさえ存在します。治療技術の革新的な進歩により、大人になってからでも、私たちが治せない不正咬合はほとんど無くなりました。

この事は同時に、大人の矯正治療を完全に理解して遂行できる矯正歯科医でなければ、小児期の矯正治療が必要かどうかさえ、判断できないということを示しています。

インターネットやSNSでは、「小児期の矯正治療はできるだけ早く始めた方が良い」「早く始めなければ手遅れになる」等、いたずらに保護者の不安をあおることで、意図的に治療に誘導しようとする医療ビジネスまがいが横行していると耳にします。酷いものでは幼稚園の年代から治療を勧めるものまであると!! 親御さんの気持ちを考えると、呆れを通り越して悲しみさえ覚えます。

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当院はお子様から中高年まで幅広い年齢層の歯科矯正治療に精通している矯正歯科単科専門開業医院です。男女2名の歯科医師が、日本矯正歯科学会認定医としての技術と、歯学博士としての知識で、皆様の歯並びの問題を解決いたします。

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2025年5月10日

これぞ当院の宝?

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今日は、少し自慢話です。

これは、院長が東北大学を卒業した時に頂いたデンツプライ賞の盾です。


卒業時にこの賞を貰える人は2人と限られているのですが
もしかすると院長は結構優秀だったのでしょうか………(^w^)♪

ある日突然(普段学生が行くことの無い)事務室に呼び出されて、名前の正確なローマ字綴りを尋ねられたり、この盾を作る為とは教えてもらえなかったので(受賞は卒業当日まで内緒なのです)、「何か悪いことしたかな…」と非常に不安で怖い思いをしたそうです。

現在は相談室に飾ってあります。初診相談で来院された際には、ぜひご覧になって下さいね。

今日の担当は副院長でした。

浦和矯正歯科クリニック
Webサイト:http://www.uoc.jp

2025年5月9日

開咬(かいこう)とは

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奥歯を咬み合わせて口を閉じても、上下の前歯にすき間ができてしまうことを開咬(かいこう)といいます。前歯だけが開いているものから、奥歯1本しか咬み合っていないような重症のものまで程度は様々です。歯だけでなく唇も開いたままのこともあります。

一部の奥歯だけで全ての咬合力を受け止めることとなるため、負担が大きくなり、歯の寿命を縮める要因にもなります。また、食べ物が噛み切れない、発音が不明瞭、口の中が乾いて、虫歯や歯周病になりやすい等の弊害が表れます。矯正治療だけで治ることも多いですが、治療後に後戻りしやすいことにも注意が必要です。

開咬の原因には骨格的な問題や、指しゃぶり、上下の前歯の間に舌を入れたりする「舌癖(ぜっへき)」が考えられます。そのため、舌癖が直らない限り再発してしまう可能性がありますので、舌の訓練も必要になることがあります。

治療法としては、以前は前歯を伸び出させる(挺出する)方法や、外科的な矯正治療が主でしたが、現在ではインプラント矯正により、奥歯を沈める(圧下する)治療法が可能となり、良好な治療結果が獲得されています。

2025年5月8日

過蓋咬合(かがいこうごう)とは

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過蓋咬合(かがいこうごう)は上下の前歯のかみ合わせが深すぎる、不正咬合の一つです。ディーブバイトとも呼ばれ、上の前歯で下の前歯が隠れるほど、深く噛みあっている状態の不正咬合です。

症状

  • 下の前歯が上の前歯の裏側の歯茎に食い込み、炎症を生じる事がある
  • 歯周病を伴った過蓋咬合では上の前歯が、下の前歯に突き上げられ重度のすきっ歯を生じる事がある
  • あごの動きが制限されるため、関節に負担が掛かり、顎関節症の要因となることがある

こどもの深い咬み合わせ

こどもの過蓋咬合は、多くの場合、出っ歯(上顎前突)を伴っています。主な原因は、下あごの成長不良、上あごの過剰な成長、虫歯などで早い時期に乳歯を失った場合に多く起こります。

特に小児時期はあごの成長に影響を与えますので早めの受診が必要です。

2025年5月7日

交叉咬合(こうさこうごう)とは

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交叉咬合(こうさこうごう)は上下の歯を咬み合わせた時に、上下の歯列がどこかで交叉している咬み合わせのことをいいます。「すれ違い咬合」やクロスバイトとも呼ばれます。通常は上の歯が下の歯を被っていますが交叉咬合はこの状態が逆で、上下の前歯、奥歯の何本かが交叉している場合があります。

同時に、反対咬合、正中線(前歯の真ん中の線)が左右にズレる、正面から見てお顔が左右どちらかに曲がって見える、あごの運動を阻害し顎関節に負担をかける等の問題が併発することもあります。

お顔のズレについてはこちらの記事で詳しく説明しています。

2025年5月6日

空隙歯列とは

すきっ歯と言っても様々な要因のすきっ歯があります。

すきっ歯の種類

①前歯の中央にすき間がある場合

専門的な呼び名は正中離開(せいちゅうりかい)で、原因としては上唇の裏にある上唇小帯(じょうしんしょうたい)と呼ばれる1本のヒダ状の帯がきわめて歯に近い位置に付着していることや、前歯の間に過剰な歯が埋まっていて(正中埋伏過剰歯)、それが原因で前歯の間に隙間が生じることがあります。これらの場合にはヒダの形態を整えたり、過剰歯を抜歯したりという外科的な処置を必要とする可能性があります。

②全体的に歯にすき間がある場合

専門的な呼び名は空隙歯列(くうげきしれつ)で、あごの大きさに対して歯が小さい場合、先天的に一部の歯が無く全体的な歯の本数が足りない場合(先天性欠如歯)、不正な咬み合わせが原因で起こる場合や、成長期の癖(舌の動き・指しゃぶり・爪咬み等)、重度の歯周病が原因で起こる場合があります。

こどものすきっ歯

乳歯の段階であれば、すき間があっても心配はいりません。乳歯よりも大きなサイズの永久歯が生えるための必要なすき間です。逆に、永久歯が生え変わる時期が近いのにすき間がなく、乳歯がキレイに並んでいる場合は、永久歯になったときに歯並びがデコボコになる可能性もあります。

お子様の場合は成長とともに、自然と隙間がふさがってきますが、永久歯になってもすきっ歯が見られる場合は、上記の空隙歯列の可能性がありますので、早めの受診をおすすめいたします。

2025年5月5日

うけ口(反対咬合)とは

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下の前歯が上の前歯よりも前に出ている咬み合わせを「下顎前突」「反対咬合」「うけ口」と呼びます。下の前歯だけが前に出ているものや、下の歯並び全体が前に出て、上の歯が見えないものなど、その程度はさまざまです。前歯で噛み切れない、発音が不明瞭になる、不本意なあだ名などで心理的なコンプレックスを持ちやすいなどの支障が出てきます。原因としては、上顎骨の劣成長や下顎骨の過成長、前歯の生え替わりのタイミングや歯の角度なども影響する場合があります。

受け口には2通りのタイプがあります。

  1. 機能性の反対咬合(機能性の受け口)
    歯が咬み込んでいく時に、上下の前歯が接触・干渉すること(早期接触)が原因で、無意識に下あごを前にずらして奥歯を咬み込む状態。
    反対咬合の程度としては比較的軽度なことが多く、主に歯の配列位置を整えることで、治療が可能です。 ただし、早期接触を起こしている状態では、前歯に外傷性咬合が生じている場合が多く、歯や歯周組織にダメージを与えていることがあるため、注意が必要です。
  2. 骨格性の受け口
    上下のあごの骨の位置の不調和によって生じる反対咬合。上あごの位置は正常だが下あごが前方にあるものや、下あごの位置は正常だが上あごが後退しているもの、またその両方が組み合わさったものなど、様々なバリエーションがあります。

こどもの場合は、機能性の反対咬合であれば、歯の傾きや位置を移動させることでよくなるケースもあります。骨格性の場合では、あごの骨の成長をコントロールするような治療を行い、骨格の不調和を改善するような治療を行います。

骨の成長の終了した大人の場合は、歯並びや咬み合わせを整えることで、同時に口元の見た目を改善し、骨格の不調和をカムフラージュします。骨格の不調和が著しい場合には外科的矯正治療が必要になることもあります。

2025年5月4日

上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは

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出っ歯は下の歯並びに対して上の歯並びが前に突出している状態で、医学的には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれます。出っ歯があると、力を入れないと口が閉じられ無いことがあります(口唇閉鎖不全)。ポカーンと口が開いているために口が乾きやすくなり、唾液の抗菌作用が不十分となって虫歯や歯周病を悪化させる因子となります。

主な原因としては、上顎骨の過成長や下顎骨の劣成長が挙げられ、それぞれによりアプローチする部位や治療のタイミングも大きく異なります。悪習癖が要因となることもあり、注意が必要です。

ここでは大人とこどもの出っ歯について説明していきます。

大人の出っ歯

骨の成長のない大人の場合には、前から4番目か5番目の小臼歯という歯を抜歯し、それによって生じた空隙に前歯を移動させ、歯並びや咬み合わせを良好な状態にします。同時に口元の突出感も改善されますので、審美的にも良好な結果が得られます。

現在ではインプラント矯正により小臼歯を抜歯せずに治療を行うことも可能となってきています。

こどもの出っ歯

多くの出っ歯の症例では、前歯だけに問題があるのではなく、上の歯並び全体が下の歯並びに対して前方に位置しています。旺盛なあごの成長がある、こどもの矯正治療では、あごの成長をコントロールすることで、問題のある骨格に直接アプローチする(顎整形効果)ことが可能です。そして、不調和の状態によって治療方法も異なっています。

  1. 上あごが前に出ていて、下あごの位置には問題が無い場合(上あごの過成長)
    上あごの前方への成長を抑制する顎整形装置(ヘッドギア)を用いて治療を行います。
  2. 上あごの位置に問題が無く、下あごが後退している場合(下あごの劣成長)
    下あごの成長を促進する機能的顎矯正装置を用いて治療を行います。
  3. 上顎が前方に出ていて、下あごが後退している場合
    上あごの成長を抑制し、且つ下あごの成長を促進する複合的な装置を用いて治療を行います。

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